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西側は民主主義国でも文明国でもない実態が隠しきれなくなっている 《櫻井ジャーナル》 - 七転八起 Shichitenhakki

2026/11/06 (Fri) 14:44:22

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202611050001/





 インターネットの世界でも「右翼」、「左翼」、「リベラル」、「ナショナリズム」、「グローバリズム」などさまざまなタグが飛び交い、それに基づいて議論や物語が展開されているのだが、その実態を反映するものではない。人びとを操るためにそうしたタグを誰かが貼っているだけだ。そのタグで作り上げられた「民主主義国」、あるいは「文明国」という幻影が消え始めた。西側の実態は帝国主義体制だということを隠しきれなくなっている。

 エリザベス1世の時代(1593年から1603年)のイングランドではオカルトが流行、その中心には女王に寵愛されたジョン・ディーがいたとされている。ディーは錬金術や超自然的な存在との交信を行ったとされているが、その背後では他国を操るために情報機関がオカルトを利用、のちにオカルトそのものへ情報機関がのめり込むようになる。実際に何をしているのかは不明だが、現在、CIAの内部には悪魔召喚を担当する部署があるとも言われている。

 CIAは創設された間もない1950年に人間の行動を制御するためのプログラム「ブルーバード」に着手、その翌年には陸、海、空3軍との共同研究へ移行、さらにカナダやイギリスも加わり、暗号名は「アーティチョーク」へ変更された。

 1952年には「MKデルタ」と「MKナオミ」が始まるが、MKナオミの拠点になった基地は生物化学兵器の研究と開発をしているフォート・デトリック。そこではLSDを使った心理操作、暗殺用の毒、細菌戦用の菌などが研究されていた。なお、「MK」とはCIAのTSS(技術サービス・スタッフ)が担当していることを示している。

 1953年2月にアレン・ダレスがCIA長官に就任した。同年4月にはリチャード・ヘルムズが新長官に対して生化学物質を使う秘密プログラムを提案、その責任者としてシドニー・ゴットリーブの名前を推薦した。ダレス長官はこのプログラムを承認。これが「MKウルトラ」だ。

 ダレスたちはメディアも人びとを操る手段として重視していた。1948年に始められた「モッキンバード」の目的もそこにある。

 モッキンバードを指揮していたCIAのオフィサーがコード・メイヤーだとされているが、実際の活動で重要な役割を演じていたのはアレン・ダレス、ダレスの側近だったフランク・ウィズナーとリチャード・ヘルムズ、そしてワシントン・ポスト紙の社主だったフィリップ・グラハムだという。(Deborah Davis, “Katharine The Great”, Sheridan Square Press, 1979)

 フィリップ・グラハムの妻、キャサリンの父親であるユージン・メイヤは金融界の大物で、倒産したワシントン・ポスト紙を1933年に競売で落札、娘の夫が社主になった。フィリップは陸軍の情報部の要員として東南アジアで活動、そこでダレス、ウィズナー、ヘルムズらと親しくなったという。1946年にユージン・メイヤは世界銀行グループの初代総裁に就任する。フィリップはジョン・F・ケネディと非常に親しかったとが、1963年8月、ケネディが暗殺される3カ月前に銃で自殺したとされている。その後、会社は妻のキャサリンが引き継いだ。

 キャサリンにはポリーという友人がいたのだが、この女性は破壊工作を指揮していたフランク・ウィズナーの妻である。このキャサリンから目をかけられたのがワシントン・ポスト紙の記者だったベンジャミン・ブラッドリーで、彼は後にニューズウィークの編集幹部に昇格する。(Peter Janney, “Mary’s Mosaic,” Skyhorse, 2013)

 このキャサリンの下、ワシントン・ポスト紙は「ウォーターゲート事件」を暴き、デタントを打ち出していたリチャード・ニクソン大統領を失脚させ、副大統領だったジェラルド・フォードが1974年8月に昇格、その政権でネオコンが台頭してくる。

 ニクソンは1974年4月、国連が主催する「第3回世界人口会議」に備えて国家安全保障に関する研究文書を作成するように指示、「国家安全保障研究覚書200号(NSSM200)」、通称「キッシンジャー・レポート」が作成された。会議は同年8月、ブカレストで開催されている。

 1974年12月にフォード大統領へ提出されたNSSM200の要約には人口を削減する手段が書かれている。人口が増加すると資源不足を招き、若者が増えれば各国が自分たちの資源を管理しようと考え、革命を引き起こしかねないと懸念、家族計画を利用し、女性の教育や社会的な地位と出生率の低下によって人口を減らそうとしている。

 女性問題だけでなく、人種差別問題、人権問題、環境問題など正当な理由で始まった運動をキッシージャーのような支配層は歪め、自分たちの道具に作り変え、侵略、破壊、略奪に利用してきた。そして現在、富の集中はかつてないほどのレベルに到達。さらに、ロボットや人工知能(AI)は労働者を不用なものにしようとしている。


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