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バックレのお市 (隠居爺の世迷言) - 七転八起 Shichitenhakki

2026/10/28 (Wed) 14:38:22

https://ameblo.jp/fuchi-902/entry-12982866829.html





 私は"バックレる"などという言葉は滅多に使いません。なんとなく下品で乱暴なような気がしますので。意味はどのようなことになっているでしょうか。調べてみると"白ばっくれる"の省略形のようです。この場合、"白(しら)"は白々しい、白を切るの白だそうです。知っていながら知らないふりをする様子ですね。

 "ばくれる"は「化ける」という言葉に由来していて、姿を変える、別人を装うなどの意味を持ちます。つまり"しらばっくれる"というのは、重々承知の上で知らないふりをする、とぼける、嘘をつくなどの様子を示しているようです。

 また、"バックレる"はさらにそこから転じて、大切なことから逃げる、サボるなどの意味でも使われ始めているようです。そうそう、10月2日に行われたG7サミット(オンライン)を高市早苗は突然欠席しました。あれこそ比較的最近の俗語としての"バックレる"ですね。見本のようなもので、多くを説明する必要がないくらいでしょう。

 ところで、なぜここで突然"バックレる"などという言葉を私が持ち出したのかと言えば、前回の記事「新型コロナの後遺症」の中で、「嘘をつく、笑ってごまかす、色目を使う、整形する、ふてくされる、バックレる」という表現をしたからです。

 書き終わってしばらくしてから、その中の"バックレる"という表現が妙に私の頭の中に残っていることに気が付きました。そして、高市早苗を表現するのにジャスト・フィットであると感じられるようになってきました。たまたま何の気なしに用いた言葉が、自分にとっても印象に残るということがあるものなのですね。

 たまにお目にかかる、高市早苗の「お目々パチクリ素っ頓狂顔」ですが、あれももっと端的に"バックレ顔"と言い換えても良さそうです。

 さて、そもそも女の人は男に比べると嘘が多いものです。男も嘘をつきますが、女はもっと嘘をつきます。これは生得的なもので、男と比べて女ははるかに嘘つきです。もちろんそれには理由があります。女の人は自分を魅力的に見せる上でも、幼子をあやす上でも、ウソが大変に大切というか、上手に利用しなければならないからです。そして女は誰でも、男よりは嘘を上手につけるようにできています。

 その結果、高市早苗のような"怪物くん"も出現するのですよね。私のように小心者の男は「嘘をついてはいけない」と信じ込んでいるところがあるものですから、どうしてもそれにとらわれます。仮に嘘をつくにしても、最小限、最低限にとどめようとします。まあ、良心的といえば良心的なのかもしれません。

 しかし、高市早苗や小池百合子レベルの嘘の達人になると、できるだけ大きな嘘をつこうとします。その度胸、大したものですね。まるで映画の世界です。私などが下手に真似をしようとすると、人生が終わってしまうのではないかと思いますが、彼女らは仮に嘘がバレても大丈夫であるという保証をどこかから得ているのでしょう。持つべきものは黒幕なのでしょうか。

 ただし、バックレるのは高市早苗や小池百合子ばかりではなく、最近の日本では多かれ少なかれ全体的にそのような風潮になってきたような気がします。政治家の裏金問題は政治家が揃ってバックレて、その後知らん顔をしています。

 最近話題になった簗和生元大臣もバックレようとしました。現在渦中にある武部農水大臣も絶賛バックレ中ですね。新型コロナ対策も、福島原発事故、あるいはその事故処理も、たくさんの人がバックレています。日本社会はいつの頃からか、知らないふりをして隠れてしまえばそれでおしまいという国になったのですね。

 このようなことは、やはり欧米文化が影響しているのでしょうか。明治以降の日本は"脱亜入欧"として欧米文化の取り入れを熱心に行ってきました。当然といえば当然のことで、欧米には日本にはない文明の利器や便利な風習がたくあんありました。鉄道、電気、電話、洋服、太陽暦、肉食などの洋食、レンガや石積みの洋風建築、椅子などなどです。

 真似をするのは当然だったともいえます。ただし、日本人は民度が低いですから、単に真似をしておしまいというところが多々ありました。真似をすることで多くの利便性を手に入れたのですが、そこにおいて"わきまえ"を持とうとはしませんでした。

 文明の利器を手に入れて、自分たちがまるで超能力でも手に入れたかのように勘違いをしたのでしょう。好き勝手に野放図に使い始めました。まずは戦争でしょうか。強力な武器や兵器を手に入れて、戦争に勝てることを知ると歯止めがかからなくなりました。そして、最終的には太平洋戦争(大東亜戦争)での敗戦を招きました。

 福島原発の大爆発事故もそうですね。これはロシアやアメリカでも同様の事故を起こしていますから、日本ばかりが責められるという性質のものではないのかもしれませんが、日本は原発を3基も爆発させてしまい、事故の収拾の目処が未だに全くたちません。計画はあるのでしょうが実際問題としては何百年かかるか分かりません。地震大国であるという自分たちの立ち位置をわきまえることができませんでした。

 新型コロナ用ワクチンもそうでした。西洋文明の最先端示す象徴のようなワクチンでした。脱亜入欧にすっかり洗脳されている日本人は我も我もと飛びついて被害を甚大なものにしました。私はあんな得体のしれないものを体内に入れる気になりませんでしたが、ほとんどの日本人は信じ切っていたのでしょう。「欧米は神ではない」ことを知らないかのようでした。

 結局のところ、もういい加減、脱亜入欧をやめる時期になったのだと思います。いい例が政治家の海外留学です。何の意味もありませんが、自民党の主だった政治家は海外の有名大学に留学していることが珍しくありません。その分、能力が高くなり、人格が高邁になるのであれば誰も文句は言わないと思いますが、現在の自民党の政治家を見てください。箔をつけるためだけの何の意味もない留学です。

 逆に欧米の単純な価値観を受け入れてしまい。さらには人脈まで作ってしまって、日本の植民地化に貢献しているようにさえ見えます。

 西洋文明(欧米文明)がかつてのように圧倒的な強さを持っているのであれば、脱亜入欧も意味があると思いますが、現在の欧米文明にはさしたる優位性がなくなってきました。むしろ、中国やロシアの方が、哲学を含めて欧米文明を上回ることが少なくありません。

 そのことを指摘すると日本人は大変に嫌がるのですが、その点はいかにも日本人ですね。私にはあまり理解できません。いいものはいい、悪いものは悪い、美しいものは美しい、醜いものは醜い、便利なものは便利、不便なものは不便、美味しいものは美味しい、まずいものはまずいなどということを、日本人は素直に認めようとしないところがあります。

 では、素直に認めずに何をしているのかといえば、足の引っ張り合いです。敵対する者あるいは親しくない者が作ったものは、内容にかかわらず重箱の隅をつつくようにしてケチを付けます。自分の仲間が作ったものは、欠陥に目をつぶってでも推奨します。

 新型コロナ用ワクチンがそれでした。西側世界の誇りとばかりに、欧米諸国は両手を上げて推進しました。しかし、その結果は大失敗に終わりました。つまり、欧米文明というのはもはや世界をリードする力がなくなってきていると考えたほうがいいのです。脱亜入欧の時代は終わったのです。

 もちろん欧米のものはすべて劣り、BRICSのものがすべて優れているとはいえません。ものによります。飛行機を作ることができるノウハウを持っているのは欧米が中心でしょう。一方レアアースなどは逆立ちしたって欧米が生産できないのですから、その事実は認めなければなりません。実に単純で簡単なことなのですが、それを理解したがらないのが日本人です。

 要するに、今までのように欧米を神様扱いして信仰していればうまくいくという世界ではなくなってきたのです。そして、その切替ができないものですから、現在の日本は衰退の一途です。来年はGDPでインドに抜かれ、イギリスにも抜かれるそうです。

 そりゃそうでよね。中国にけんかを売って満足している総理大臣、軍事費を大幅にアップさせて滿足している防衛大臣がいては、国が発展するはずがありません。中国に喧嘩を売ることも、軍事費を大幅アップさせることも、国を豊かにすることには逆効果です。

 そうそう、日本は政財界もろともすっかり腐ってきたのですが、そのことを端的に示したのがMRJ(三菱スペースジェット)の開発失敗でした。総額で約1兆円の開発予算が無駄になったといいます(国は500億円余を支出)。

 それでも腐った日本政府や、三菱重工を中心とする政府と癒着した企業は懲りることがありません。再度旅客機開発で儲けようと虎視眈々と狙っています。(MRJの夢を再び 5兆円かけ次世代旅客機開発へ2024.3.29エコノミストOnline)

 何しろ国が背後についているプロジェクトですから、成功させる必要がありません。実際問題としても、これまで日本政府が企画立案などを行って実施した事業はその多くが失敗に終わっています。参加している企業にとって見れば失敗した方がいいのです。失敗すると後腐れがありませんし、国からの補助金は受け取れますから。



 逆に仮にMRJの開発に成功して、日本製のジェット機が世界を飛び回ったとして、下手に事故でも起こされるとその後始末で自分の一生が終わってしまうかもしれません。MRJのプロジェクトが失敗に終わってホッとしている開発者がたくさんいることでしょう。

 MRJで失敗した教訓は生かされることがないのでしょうか。おそらく活かされないでしょう。バックレておしまいです。MRJの開発は日本人の欠陥がすべて含まれているといえますが、その反対に日本人の素晴らしさがすべて表れたのが"ホンダジェット"になります。両者を比較すると日本の進むべき道が見えてくるのですが、理解しようとしませんね、日本人は。



 MRJの失敗と似たようなものに、「高速増殖原型炉もんじゅ」などというものもありました。夢のあるプロジェクトでした。

 しかし、失敗を恐れず突き進んで、失敗しただけのことに終わりました。日本人の場合、「失敗は成功のもと」という図式が成り立ちません。それどころか「失敗は次の失敗を招く」になってしまいます。なぜでしょうか。バックレるからなのですよ。


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