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米英やイスラエルの傀儡として動いているサウジアラビア(櫻井ジャーナル) - 七転八起 Shichitenhakki

2026/10/24 (Sat) 16:03:37

https://note.com/light_coot554/n/n63bf115cc4aa





※転載元リンク箇所あり


 欧米が「イエメン政府」と認めている大統領指導評議会はアデンを臨時の首都にし、そのメンバーはサウジアラビアのリヤドにある高級ホテルを拠点にしている傀儡政権だ。事実上のイエメン政府はアンサール・アッラーで、その支配地にイエメン人の約70%が住んでいる。アンサール・アッラーが戦っている相手は傀儡政権に雇われた傭兵だ。

 エルサレム・ポストによると、IDF(イスラエル軍)はアメリカを仲介役として利用し、アンサール・アッラーに対する軍事作戦を支援する目的で機密情報をサウジアラビアへ提供しているという。ウクライナにおいてアメリカやイギリスの軍、あるいは情報機関がロシア領内の目標に関する情報を提供し、ドローンやミサイルを誘導しているが、同じことである。

 イスラエルのハーレツ紙によると、同国のベンヤミン・ネタニヤフ首相はアメリカを通じ、アンサール・アッラーに対する攻撃にイスラエルが参加することを承認するようサウジアラビアに求めたものの、ムハンマド・ビン・サルマン(MbS)皇太子は反対したと伝えていた。国民の反発を恐れてのことだろう。

 しかし、すでにイスラエルの軍事顧問団がサウジアラビアへ入ったとする話も流れ、さらにアメリカ海軍の特殊部隊、SEALsの予備役に対して、リヤドへ向かうように命令が出たともいう。そして今回のエルサレム・ポストによる報道。

 サウジアラビアはアメリカやイスラエルの手先としてイエメンを攻撃してきたが、現在、アンサール・アッラーは報復攻撃を続けている。10月10日と11日にリヤドのキング・ハーリド国際空港の旅客ターミナルを弾道ミサイルで攻撃、サウジアラビアの石油関連施設を破壊、東西石油パイプラインも使用できない状態にした。破壊された施設を修復してもアンサール・アッラーによってすぐに破壊されるだろう。しかもバブ・エル・マンデブ海峡をコントロールしているのはアンサール・アッラーだ。

 西アジアではアメリカやイスラエルがイランを攻撃するために利用した基地や施設はイランによる報復攻撃で破壊されたが、その中にはペルシャ湾岸産油国にあったアメリカ軍の基地も含まれていた。しかも石油関連施設も攻撃され、経済は崩壊しつつある。

 例えば、今年のク​​ウェート経済は昨年に比べて16.7%縮小すると予測され、カタールは15.6%減、バーレーンは11.3%減の見込み。アラブ首長国連邦は3.9%のマイナス成長、サウジアラビアも3.3%のマイナス成長が予測されている。イスラエル経済も縮小している。

 こうした経済の不振はイエメンやイランによる報復攻撃によってもたらされた。その攻撃に使われているドローンやミサイルの命中精度が向上、ロシアの衛星データが届いているとも報道されているため、ロシアや中国が技術的に支援しているのではないかと推測する人もいる。

 ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相はテヘランでイランのアッバス・アラグチ外相と会談した際、イランの大義はロシアの大義と同じように正義の大義であると確信している宣言、ロシアは経済・投資分野におけるイランとの合意の履行を放棄する意図はなく、10月2日に正式発効した戦略的パートナーシップへのモスクワのコミットメントを改めて表明している。

 イギリスは19世紀にロシア、中国、西アジアを征服するための戦略を作成している。ロシアを念頭に置いたアフガニスタンへの軍事侵攻、中国(清)でのアヘン戦争、第1次世界大戦の最中にイギリスはフランスとサイクス・ピコ協定を秘密裏に締結、オスマン帝国を解体して両国で分割することを決めている。

 1908年5月、ペルシャと呼ばれていたイランで世界最大規模の油田が発見され、その翌年にAPOC(アングロ・ペルシャン石油)が創設された。その会社の会長に就任したのはバーマー石油の会長だったストラスコナ男爵(ドナルド・スミス)。そして1919にイギリスはペルシャを保護国にしてしまった。

 サイクス・ピコ協定が結ばれた翌月の1916年6月にイギリス外務省アラブ局はアラブ人を扇動して反乱を起こさせている。その部署には「アラビアのロレンス」とも呼ばれることになるトーマス・エドワーズ・ローレンスも所属していた。その当時、イギリス政府はエージェントを後のサウジアラビア国王でワッハーブ派のイブン・サウドに接触させ、傀儡国家を樹立させる。

 しかし、ローレンスは中東で活動している間にアラブ人と親しくなってしまい、親アラブ的な発言をするようになる。そこで1929年に帰国した後、軍から解雇すると脅され、旅行を禁止された。1935年に彼は自動車事故で死亡するが、暗殺説が囁かれている。(Hugh Wilford, “The CIA,” Basic Books UK, 2024)そして第2次世界大戦後、イギリスはイスラエルを建国した。

 サウジアラビアとイスラエルはシティを拠点とするイギリスの金融資本によって作られた。そのサウジアラビアとイスラエルの背後には今でもシティの金融資本がいる。その金融資本は1991年12月のソ連消滅にも関与し、ロシアを半ば植民地化したが、完全に征服することはできなかった。現在、彼らはロシアの完全支配を目指しているが、逆襲にあって窮地に陥っている。


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