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ポーランドを飛び立ったドローンがロシアを攻撃、報復される可能性(櫻井ジャーナル) - 七転八起 Shichitenhakki

2026/10/22 (Thu) 14:38:39

https://note.com/light_coot554/n/nea9057d62220





 アメリカのスティーブ・ウィトコフ特使はノルウェーでウクライナのウォロディミル・ゼレンスキーと会った後、10月21日にサンクトペテルブルクへ到着、ロシアのウラジミル・プーチン大統領と3時間にわたって会談した。ウィトコフはアメリカを仲介役としてロシアがウクライナと協議を再開することを期待すると伝えたようだが、西側に対する信頼を失ったロシアが受け入れるとは思えない。

 ウィトコフがロシアを訪問する直前の10月18日、ウクライナはサンクトペテルブルクとレニングラードを1000機以上のドローンで攻撃、サンクトペテルブルクでは石油ターミナルなどが炎上、データセンターも攻撃された。

 リトアニアのロベルタス・カウナス国防相によると、これらのドローンはポーランド側からリトアニア領空へ侵入、そこからロシアへ向かったという。別の情報源によると、そのドローンはポーランド領内から****されている。もっとも、これまでもバルト海からもロシアは攻撃されていた。NATO諸国からウクライナへ提供された長距離ドローンがそうした国々の国境沿いに北上し、ポーランドやバルト諸国の領空からロシア領空へ侵入しているのだ。

 自国の領土をロシア攻撃に使わせた国は対ロシア戦争に参加したことを意味する。これまでロシア軍はNATO諸国への攻撃を自重していたのだが、今年に入ってロシア軍は姿勢を変えている。

 アメリカを含む西側諸国の政府が約束を守らないことを理解したロシア政府は外交的な解決を断念、今年に入ってから戦場で決着をつけると腹を括ったようで、ロシア軍の攻撃が激しくなっている。そうした戦術の変化をセルゲイ・スロビキン上級大将にあると考える人もいる。

 スロビキンは一時期、アルジェリアで活動していたが、すでにモスクワへ帰還しているが、すでにウクライナに対する攻撃を指揮していると見られている。これまでロシア軍はNATO軍の将兵に対する攻撃を自重していたが、今年に入ってからドローンの組み立て工場や保管場所だけでなくNATOの地下司令部を含む重要施設を爆撃、少なからぬNATO軍の将兵が死傷、ドイツへ緊急搬送しているようだ。

 NATOの対ロシア戦争は2014年2月にバラク・オバマ政権がキエフで実行したクーデターで始まるが、ウクライナ国内には反クーデター派の住民が多く、軍や治安機関の約7割が組織から離脱、その一部は反クーデター軍へ合流した。そこでNATOはクーデター政権の戦力を増強しなければならなくなり、そのために時間を稼がねばならなかった。2014年のミンスク1と15年のミンスク2はそのためのものだ。

 2022年2月にロシア軍は戦力が不十分なままウクライナに対するミサイル攻撃を始めたが、その年の初めにキエフ政権軍は反クーデタ派住民が住むドンバス(ドネツクとルガンスク)への砲撃を激化さていた。

 ロシア外務省によると、その攻撃時に同国軍がウクライナ側で回収した機密文書には、ウクライナ国家親衛隊のニコライ・バラン司令官が署名した2022年1月22日付秘密命令が含まれていた。
https://www.jpost.com/international/article-700752

 ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ少将によると、「この文書は、国家親衛隊第4作戦旅団大隊戦術集団の組織と人員構成、包括的支援の組織、そしてウクライナ第80独立空挺旅団への再配置を承認するもの」で、この部隊は2016年からアメリカとイギリスの教官によって訓練を受けていたという。

 NATO側は8年かけ、兵器の供与や兵士を育成するだけでなく、マリウポリ、マリーインカ、アブディフカ、ソレダルの地下要塞を結ぶ要塞線をドンバスに築いていた。ウクライナの軍や親衛隊はドンバスへ軍事侵攻して住民を虐殺、ロシア軍を誘い出して要塞線の内側に封じ込め、その間に別働隊でクリミアを攻撃するという計画だったのではないかと推測されている。ロシア軍がキエフの近くへ部隊を進めたのは、ウクライナ軍がクリミアへ移動するのを阻止するためだったと考える軍事専門家もいる。

 対ロシア戦争で重要な地下要塞があるマリウポリとソレダルは2022年、マリーインカとアブディフカは23年までにロシア軍は制圧、その後も進撃は続いている。

 ロシア軍の勝利は決定的だが、ロシアに勝利して金融資産、資源、耕作地などを奪えると信じていたヨーロッパの指導的立場にある人びとは現実を受け入れることができない。

 ロシア軍はキエフなど主要都市で住民が生活する基盤になる施設を破壊して避難させ、その上で大規模な攻撃をするつもりかもしれない。すでにオデッサをはじめとすr黒海に面した港をミサイルやドローンによる攻撃で封鎖、黒海を回避した輸送ルートのドナウ川に面したレニ港やイズマイル港も破壊している。そして冬が近づく。

 ネオコンが始めた対ロシア戦争は西側諸国にとって悲惨なことになっている。そうした現実から逃避するため、そのネオコンが設立した戦争研究所(ISW)の物語を信じる人も少なくないが、そうした現実を作り上げた指導者たちに対する怒りも高まっている。すでにフランス、スペイン、イタリア、アルバニア、ポルトガルなどでは激しい抗議活動が展開されている。


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