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西側の大手メディアによる偽情報が世界に戦乱をもたらす(櫻井ジャーナル) - 七転八起 Shichitenhakki

2026/10/03 (Sat) 15:01:33

https://note.com/light_coot554/n/n66fbfb29d5a3





※転載元リンク箇所あり


 シリアで暫定大統領を務めるアーメド・フセイン・アル-シャラー(アブ・モハメド・アル-ジュラニ)が9月23日、国連総会に登場した。この人物はダーイッシュ(ISIS、ISIL、IS、イスラム国などとも表記)を創設したアブ・バクル・アル-バグダディの副官を務めていたが、そのアル-バグダディの命令でシリアへ入り、アル-ヌスラ戦線(HTS)を結成、リーダーを務めている。

 ダーイッシュは2014年1月にイラクのファルージャで「イスラム首長国」の建国を宣言したところから始まるのだが、2012年8月にはアメリカ国防総省のDIA(国防情報局)が警鐘を鳴らしていた。バラク・オバマ政権のジハード傭兵を支援する政策が危険な武装集団を生み出すと警告する報告書を政府へ提出している。当時、そのDIAを指揮していたのがマイケル・フリンにほかならない。

https://www.judicialwatch.org/wp-content/uploads/2015/05/Pg.-291-Pgs.-287-293-JW-v-DOD-and-State-14-812-DOD-Release-2015-04-10-final-version11.pdf

 DIAの報告書によると、外部勢力が編成した反シリア政府軍の主力はAQI(イラクのアル・カイダ)であり、その集団の中心はサラフィ主義者やムスリム同胞団だと指摘、オバマ政権の政策はシリアの東部(ハサカやデリゾール)にサラフィ主義者の支配地域を作ることになると警告している。

 その後、大手メディアが伝えたところによると、ダーイッシュを組織するプログラム、「ティンバー・シカモア」を提案したのはCIA長官だったネオコンのデビッド・ペトレイアスだというが、実際に動かしていたのはアメリカのCIAとイギリスのMI6だと言われている。新たな武装集団を組織しいた理由は、既存のアル・カイダ系武装集団がシリア政府軍に勝てそうもなかったからだ。アーメド・フセイン・アル-シャラーはアメリカやイギリスの傭兵隊長であり、イスラエルと戦おうとしなかったのは必然だった。

 アメリカやイギリスがアル・カイダ系武装集団を利用してシリアを攻撃し始めたのは2011年3月。LIFG(リビア・イスラム戦闘団)というアル・カイダ系の武装勢力でリビアをる攻撃し始めた翌月のことだ。そして同年10月、ムアンマル・アル・カダフィ体制は倒され、カダフィは虐殺された。

 カダフィ体制が倒されると、アメリカをはじめとする侵略戦争の黒幕国は戦闘員や兵器をリビアからシリアへ移動させ、さらに軍事支援を強化するのだが、それをDIAは危険だと警告したのだ。ところがオバマ政権はティンバー・シカモアを始動させ、ダーイッシュを組織した。

 アメリカやイギリスをはじめとする勢力がシリアに対する攻撃に集中していた2012年6月、メルキト・ギリシャ典礼カトリック教会のフィリップ・トゥルニョル・クロス大主教はシリアへ入り、戦乱の実態を調査していた。当時、侵略軍はバシャール・アル・アサド政権を支持する人びとを虐殺していたが、その中にはシーア派やアラウィー派だけでなくキリスト教徒も含まれていた。

 大主教の調査内容がローマ教皇庁のフィデス通信に掲載されているのだが、そこには「もし誰もが真実を語るなら、シリアの平和は守られるだろう。紛争から1年が経った今、現地の現実は、西側メディアが流布する誤った情報によって作られたイメージとはかけ離れたものだ」とある。


 フィリップ・トゥルニョル・クロス大主教の話はシリアだけでなくウクライナ、イラン、そしてパレスチナでも当てはまる。破壊と虐殺を繰り返す帝国主義者を支持する口実を西側の大手メディアは世界に広げてきた。その話を信じること自体が犯罪的た。

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