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「中国は同盟国」と言ったトランプ…日本を「軍国主義」と批判する習近平に好都合な(東京 - 七転八起 Shichitenhakki

2026/09/26 (Sat) 14:59:34

「中国は同盟国」と言ってしまったトランプ氏…日本を「軍国主義」と批判する習近平氏に好都合な展開に:東京新聞デジタル
https://www.tokyo-np.co.jp/article/517757





 【ワシントン=鈴木龍司、北京=河北彬光】トランプ米大統領は中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席との会談に先立つ演説で、第2次大戦当時の米中は「同盟国」だったと述べた。習氏も、米中が「日本軍国主義の侵略者と戦った」と呼応した。日本に対し「新型軍国主義」との批判を強める習政権にとって、米国が「抗日」の歴史で同調するのは好都合の展開といえる。

◆アメリカと同盟関係にあったのは「中華民国」

 トランプ氏の発言は、米中の歴史に言及する中で飛び出した。「共通利益の追求こそが距離や違いを超えて両国民を結びつけ、第2次大戦でわれわれを『同盟国』にした」と切り出し、「第2次大戦でともに戦ったわれわれの偉大さを振り返ってほしい」と持論を展開した。

 ただ、米中が同盟関係だったのは1949年に中国共産党が成立させた「中華人民共和国」ではなく、国民党の蔣介石(しょうかいせき)が率いた「中華民国」だ。トランプ氏は米中関係の深さをアピールする意図で言及したとみられるが、米大統領が大戦中にさかのぼって中国を「同盟国」と呼ぶのは異例だ。

 一方の習氏は、会談後の夕食会のあいさつで歴史を持ちだした。「両国の人民は肩を並べて戦い、日本軍国主義の侵略者に抵抗して反撃した」とした上で「血と火によって築かれた友情は世代を超えて受け継がれる」と述べた。日米の連携を揺さぶる意図があるのは間違いない。

◆「新型軍国主義批判は響いていない」というものの

 昨年11月の高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁をきっかけに日中関係が悪化して以降、習政権は日本の防衛力強化などに対し「新型軍国主義」との批判を強める。第三国の首脳や政府高官との会談でも繰り返し言及し、国際社会への浸透を図っている。

 これまで日本政府関係者は「戦後の日本の歩みは国際社会に理解されている。新型軍国主義批判は一部の中国の友好国を除いて響いていない」と語り、影響は限定的だとみてきた。トランプ氏も今回、中国の対日批判に必ずしも同調したわけではない。それでも大戦中の同盟関係に言及したことは、歴史を用いた日本批判を続ける中国の宣伝工作に有利な材料を提供したといえる。


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