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「地震が来たら机の下」がNG? 教わってきた「常識」と違う答えを出した図鑑の監修者(東京 - 七転八起 Shichitenhakki

2026/09/15 (Tue) 11:17:46

「地震が来たら机の下」がNG? 教わってきた「常識」と違う答えを出した図鑑の監修者に聞いてみた:東京新聞デジタル
https://www.tokyo-np.co.jp/article/515375





 9歳の小学生男児から「地震があったら『机の下にもぐる』と思っていたが、それは危ないこともあると本で読み、びっくりした」という投稿が寄せられた。「みんなにも知ってほしい」という。小学生が読んだ「いのちをまもる図鑑」(ダイヤモンド社)を監修した危機管理教育研究所代表の国崎信江さんに聞いた。(須藤恵里)

◆「固定していない物は激しく動き、凶器にも」

 「家にいたら大地震が来た!」。本ではクイズ形式で、こんな時どうする?と問いかける。選択肢は、①テーブルの下にもぐる ②テレビをつけて震度を見る ③ろうかに逃げる―の三つだ。

 正解は③。

 ①のテーブルの下はNGと説明されている。なぜか。「大地震時は、固定していない物は激しく動き、凶器にもなる。科学的な知見で示されている」と国崎さん。

 国立研究開発法人・防災科学技術研究所(防災科研)の実験映像を見ると、確かに震度5強の揺れで、マンション19階のリビングに置かれたテーブルや棚は大きく移動し壁にたたきつけられている。

 ろうかが正解なのは「比較的、物が少ない場所だから」。テーブルの下も身を守ることにつながる場合もある。ただ国崎さんは「テーブルの下にもぐろうと必死になるより、物が倒れたり飛んだりしてこない場所に逃げることを考えて」と呼び掛ける。

 学校でも同じだ。防災科研の実験では、震度6強の揺れに遭った3階建て鉄筋コンクリート造の校舎も再現。教室内の机は、バタバタと倒れ、右へ左へと波打って動く。

◆重要なのは、物が落ちてこない場所への避難

 文部科学省は東日本大震災を受け2012年、学校ごとの防災マニュアルづくりの手引きを作成。物が「落ちてこない、倒れてこない、移動してこない場所への避難」の重要性を打ち出す。

 それは必ずしも机の下とは限らず状況に応じた対応が必要だ。「それでも子どもたちは学校で『机の下』と教わってくる。それが唯一の解ではないという教訓が、正しく伝わっていない」と国崎さん。

 文科省総合教育政策局の担当者も「学校での避難訓練は地域や教員の意識の格差が大きく、『机の下』の前例踏襲がまだ多い。アップデートが必要だ」と話す。


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