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「野田元代表は政界から退場すべき」「小川代表も政治センスがない」中道“解体”噴き(アエ - 七転八起 Shichitenhakki

2026/09/09 (Wed) 11:28:14

「野田元代表は政界から退場すべき」「小川代表も政治センスがない」中道“解体”で噴き出る立憲系議員の不満の声:AERA DIGITAL(アエラデジタル)
https://dot.asahi.com/articles/-/292149?page=1





〈中道を立ち上げた私にとって、3党が合流に至らなかったことは誠に悔しく残念でなりません。ご支援、ご期待をいただいた皆様に、深く深くお詫び申し上げます〉


 9月7日、自身のホームページにメッセージを出して謝罪したのは、中道改革連合の前共同代表、野田佳彦元首相だ。


 今年1月、衆議院の解散・総選挙の直前に立憲民主党の野田氏と公明党の斉藤鉄夫氏の2人が共同代表となって中道を結党。しかし7カ月後の8月31日、中道と立憲民主、公明は党首会談を開き、合流断念を正式に確認。中道は解体に向かうことになった。

 合流断念を決めて会見に臨んだ中道の小川淳也代表は、

「中道勢力の拡大と政権交代に向け、再起動していくための新たな形態を見いだしていきたい」

 と、引きつった笑顔を作りながら話した。今後について、富士登山に例えて、

「富士山で言えば、山梨口から登るのか、静岡口から登るのか。登山道は変更を余儀なくされるが、目指す頂は変わらない」

 と語ったが、山頂までの道のりが見えているとは到底思えない状況だ。

■「選挙用****としか見えなかった」

 中道の結党時は、衆院議員が立憲民主148人、公明24人の計172人と、自民党の196人に迫る大勢力となり、2月の衆議院選挙では「政権交代」を掲げた。しかし、ふたを開けて見れば、高市早苗首相率いる自民が316議席という空前絶後の圧勝。中道は公明系が28人、立憲系が21人の計49議席という壊滅的な惨敗となった。

「これまで長く自公政権が続いたのは、自民党に公明党の票がプラスされたから。それなら公明党を立憲側に迎え入れ、立憲系の票に加えて公明党と反自民の票が上乗せされれば逆転して勝てると多くの議員が思った。しかし、国民から見ると労働者側に立つ立憲と宗教が母体の公明では、選挙のために一緒になった『選挙用****』としか見えず、フレッシュなはずが極めてブラックに見えた。その場しのぎが、悲惨な結果を生み出した」(中道の立憲系衆院議員A氏)

 衆院選の結果に最も敏感に反応したのは参院だけとなった立憲民主の議員だった。

「中道はコテンパンに高市首相、自民党にやっつけられた。合流すれば、2年後の参議院選挙が危うくなる。参議院だけだが、立憲民主党は独自に行くしかないとなった。選挙目当ての****が大失敗だったので仕方がない」(立憲民主の参院議員B氏)

 衆院選の大敗の責任を取り、共同代表の野田氏と斉藤氏はともに引責辞任。小川代表が後を継ぎ、参院の立憲民主、公明両党との合流を目指したが、大敗した中道に、もはや求心力はなかった。何度も3党で合流に向けた話し合いが繰り返されたが、立憲民主の合意は得られなかった。

■「落選議員を引き受けたらカネが必要になる」

 衆院選後、当選した立憲系議員の中には中道を出て、立憲民主に戻りたいという声も少なからずあった。しかし、立憲民主側は、

「NO!」

 を突き付けたという。A氏が言う。

「ずっと一緒にやってきた仲間なのに、あからさまにダメだという。とても冷たい対応だった。立憲民主党の参院議員から直接聞いたが、『一人が戻ると、次々に受け入れざるを得ない。落選議員も同様になって戻ろうとする。たくさんのカネが必要になる』ということだった。要するに参院議員の権益を守ろうとしているのでしょう」

 公明系の衆院議員C氏は立憲民主が合流を妨げたと話す。

「公明党としては、参議院もまとまって中道に合流できる準備はずっとしていた。しかし、立憲民主党がグズグズいうばかりで前に進まない。一時は、中道と公明党だけで先に合流して、その後、立憲民主党もという話もあった。しかし、立憲民主党は将来的に合流するかどうかについてものらりくらりとするばかり。小川代表に『しっかりやって』と何度も言ったが全然できなかった。要するに、衆参合わせた旧立憲民主系の問題だ」

 小川代表は記者会見で今後の中道の「新たな形態」の具体像を示さなかったが、立憲系と公明系が分かれることについては否定しなかった。

 すでにまとまっている公明系は、

「中道がなくなったら、衆参合わせて、元の公明党になるだけです」(前出・B氏)

 だが、立憲系は前途多難だ。

「衆院の21人の現職がまとまればいいが、立憲民主党に復帰、当面は無所属、現状の中道に残ると、3つのパターンの議員が考えられる。そうなると、いくつかの小政党に割れてバラバラになる可能性もあります。国会議員5人以上の要件を満たして分党なら政党交付金がもらえるというカネのこともあります。なぜまとまらないかといえば、小川代表の力量のなさに集約されるのかと思います」(前出・A氏)

 中道(立憲系)の落選議員が中道を見限る動きは続いている。3党合流ならずとはっきりした8月31日、立憲元代表代行の大串博志前衆院議員が、中道からの離党を表明した。大串氏は本誌の取材に、こう話した。

「中道という勢力、政治姿勢は絶対必要だ。3党合流ができなかった以上、中道は近い将来消えてしまうので、無所属になったほうが動きやすいと決断した」

 また、8月19日には中道の川内博史前衆院議員や中道を離党した阿部知子前衆院議員らが政治団体「護憲リベラル共生」(ゴリラ)を設立した。6月には立憲元代表代行の吉田晴美前衆院議員も離党している。

■「別のリーダーにしてほしい」

 立憲内部からは、衆院選直前に公明党との合流をまとめた野田氏の責任を問う声は今も強い。野田氏は、旧民主党政権時代の2012年に首相として臨んだ党首討論で、自民党の安倍晋三総裁(当時)に、議員定数削減への協力を確約するなら衆院を解散すると明言。安倍氏が確約したため、衆院を解散したが、旧民主党は大敗し民主党政権は壊滅した。今回は2度目の“戦犯”と言える。

「一番の責任は野田氏にある。今になってホームページに謝罪なんか載せて、まったく責任を感じていない。責任があると思うなら、すぐに政界から退場すべきだ。小川代表も野田氏と同様に政治センス、実力のなさを露呈した。この人たちはリーダーとして他党を巻き込んで混乱させ、悲惨極まりない結果を招いている。新しい形態を作り、中道勢力を結集しようとするなら別のリーダーにしてほしい」(前出・A氏)

 しかし、今の中道や他の野党に、リーダーとして担がれ、野党をまとめられるほどの人材は見当たらない。高市首相の「一強」を脅かすのは、もはや自民党内部の政権争いだけだろう。

(AERA編集部・今西憲之)


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