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アメリカに弱腰…高市首相のふるまいに保守派からも批判 〈8月23日〜29日〉東京新聞デジタル - 七転八起 Shichitenhakki

2026/08/30 (Sun) 11:45:53

https://www.tokyo-np.co.jp/article/512091?rct=tokuhou





〈週刊誌を読む 8月23日〜29日〉

 メディア批評で知られる月刊誌「創(つくる)」の篠田博之編集長が、東京新聞の日曜日朝刊に連載している「週刊誌を読む」。1992年から30年以上続く伝統のコラムです。

  ◇  ◇

 このところ高市早苗首相のふるまいが批判の対象になることが多い。最近で言えば国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長が米トランプ政権から経済制裁の対象にされたという一件だ。

 力で傍若無人にふるまうトランプ大統領に対して毅然として立ち向かう赤根所長には多くの支援の声が集まっている。それに比して「大変残念に思っています」という第三者ふうのコメントをするだけの高市首相に、反発の声が上がっている。

 『週刊文春』9月3日号の巻頭記事は「高市政権が見捨てても赤根智子は屈しない」だ。見出しがすごい。記事中で匿名の政治部デスクがこう解説している。「英語版の政府見解でも、遺憾の意を示す『regrettable』ではなく、残念な状況を意味する『very unfortunate』を用いていた。批判のトーンを落としていたのです。日本政府の一歩引いた対応が目立つ形となりました」

 記事は赤根所長への制裁が明らかになった2日後に、高市首相が「ゴキブリが足元を走り抜けた時にはショックでした」などとゴキブリ談議をX(旧ツイッター)に投稿していたことに触れ、「あまりに無神経だとの声も出ています」という自民党関係者のコメントも紹介している。

 トランプ政権に及び腰の高市首相に対しては保守論壇からも批判の声が出ていると報じたのは『週刊ポスト』9月11日号だ。見出しは「トランプに何も言えず…保守論壇の重鎮・中西輝政氏が喝破! 赤根所長を守らずして『保守』と言えるか」だ。

 高市内閣支持率低下のきっかけになった一つが皇室典範改正だが、『週刊文春』は「核心証言『陛下のお怒り』天皇と高市首相の『緊迫会談』」という記事も掲載している。首相や閣僚らが宮殿で天皇に説明を行う「内奏」が、皇室典範改正の審議が佳境を迎えていた6月29日に行われていたという。官邸関係者によると「高市氏の説明に耳を傾けた天皇は厳しい表情で、六月十一日の記者会見で言及されたような反応をなさったとされます」。この関係者はこれを「極めて異例なこと」と指摘している。

 高市政権、これからどうなるのか。(月刊『創』編集長・篠田博之)


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