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さあ、高市早苗よ。あなたの手番だ。それでも弱腰を通すのか。トランプに何も言わな(澤藤 - 七転八起 Shichitenhakki

2026/08/27 (Thu) 15:02:59

さあ、高市早苗よ。あなたの手番だ。それでも弱腰を通すのか。トランプに何も言わないのか。言えないのか。(澤藤統一郎の憲法日記)
https://article9.jp/wordpress/?p=22523





 俄然、ICC(国際刑事裁判所)の赤根智子所長が、時の人となった。単に、話題になっているというだけでなく、国民的な尊敬を集めている。法の支配を象徴する人物として。そして、野蛮な力による支配に屈しない、そのしなやかな姿勢において。

 赤根さんの知名度の上昇とともに、思いがけなくも、ICC(国際刑事裁判所)の存在や役割や理念が詳しく世に知られるところとなった。これは、トランプのオウンゴールとの印象が強い。

 誰かが尊敬を集めるとき、往々にしてその対極に侮蔑に曝される比較対象の人物が現れる。赤根さんへの尊敬には、野蛮なトランプへの侮蔑が伴うのはもちろんだが、高市早苗も比較の対象となる資格は十分である。

 赤根さんの意図とは無関係に、赤根株の上昇は、早苗株の暴落に結びついている。この、トレードオフの関係は、高市が具体的な行動に踏み切るまでは、しばらく続くことになるのではないか。高市が結局なにもしないのなら、早苗株は紙屑同然となってしまうに違いない。

 さて、赤根智子所長らがアメリカ政府の制裁対象となったことへの対応が弱腰だと批判されたことに対し、高市は「弱腰との批判はあたらない」と反論したという。

「“弱腰”とのご批判はあたらないと思っております。米国に対しては赤根所長を制裁対象にしないよう累次にわたって様々なレベルでギリギリまで働き掛けを続けてきました」

 そのうえで、日本は法の支配の徹底のためICCを一貫して支持していて、今回の措置は「日本の立場と相いれるものではなく大変、深刻に受け止めている」とも述べたという。

 それなら、その旨をトランプに率直に述べるが良い。「あなたのICC制裁は、法の支配に対する挑戦にほかならず、日本の立場と相いれるものではない。速やかに、撤回を求める」と。

 この程度のことが言えないことを「大変、深刻に受け止め」ざるを得ない。

 本日(8月26日)、赤根さんはオンラインで記者会見し、オランダ・ハーグからリモートで出席した。淡々とした話しぶりで、しかし毅然と大要、次のように述べた。

 「ICCとその職員は中立公正に捜査・訴追し、裁判業務に従事してきた。制裁を受けるような理由は全くない」

「ICCは決して負けない。正義は常にこれと対極にあるものに優越しなければならない」

「重大な国際犯罪の被害者にとってICCはいわば最後の希望だ。ICCに対する制裁は単にICCのみの問題ではなく、法の支配の危機として捉えてほしい」

 また、日本政府の役割について「(米国の)同盟国としてICCの重要性や正当性について日本の見解を述べ、今回のことが米国のさらなるエスカレートした行為につながらないようにしてもらえると確信している」と期待を示した。

 さあ、高市早苗よ。あなたの手番だ。それでも弱腰を通すのか。トランプに何も言わないのか。言えないのか。



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